目次
結論:できるが難しい。
まずは無料で出来る範囲でやってみるのがおすすめです。
無料の情報もDTMに必要な知識も多いからです。
以下理由を分解して詳しく説明していきます。
出来る理由:無料で解説してくれる人が増えたから
自分がDTMの存在を知ったのは10年近く前の学生の頃。
今と比べると今の方が無料で情報収集しやすいと感じています。
おそらくYouTubeで情報発信する人が増えたのが原因だと思います。
当時の自分はDTMをやっている人のブログを検索したり、
本屋に音楽理論の本を探しに行ったりしていました。
社会人になってDTMなんてやってられないと思いましたが、
たまに検索してみると出てくる情報が変わったことを実感しました。
「ずっしーの音楽教室」というサイトを見つけたり、
YouTubeで「メロディ 作り方」で検索するとメロディの作り方なんかも出てくるわけです。
コード進行を解説する動画もたくさんあります。しかもわかりやすいし面白い。
いざ作曲しようとして何も出てこないまま途方に暮れていた頃を考えると、
嬉しいやら早く知りたかったやらで複雑な気持ちになります。
いくら無料の情報が出てきても大変なのは変わりませんが、
明らかにDTM関連の情報に触れやすくなったなと思います。
難しい理由:とにかく量が多いから
量が多いのは少しやってみるとわかる方が多いのではないかと思います。
曲って大体3分位ですが、1曲にたくさんの技術が詰め込まれていたんだな…と絶望します。
まず本を買って音楽理論を学ぼうとしましたが、カタカナ語ばかり出てきて圧倒されます。
音楽を習っていた経験のある人ならもっと違うかもしれません。
ただ音楽が好きで聴いていただけの人間にとっては大きなハードルです。
本に書いてあること全部が必要ではないのですが、今まで聞いたこともない単語を理解するのは負担になります。
そもそもDTMを始める以前にパソコンも必要、ソフトであるDAWを選んで操作が必要です。
そして作曲、編曲、打ち込み、ミキシング、マスタリングと続きます。
楽器は出来なくても良いのですが、出来た方が有利になります。
最初は用語の意味すらわからないですし、理解に時間がかかります。
これを続けるのかと思うと先が見えないような気がしてしまいます。
とにかく各工程ごとに必要な知識が多いです。
学生の頃にDTMの大変さを知った話
・本だけ購入してDTMを始めてみた
学生の頃からとても音楽を聴くのが好きでした。
ウォークマンに曲を入れて登下校はずっと音楽を聴き、アルバムが発売される前日には購入(フラゲ)し、無料のイベントを探して少しでもライブを聴きに行っていました。
曲を聴いていて思うのが「どうしてこの曲はかっこいいのか」
「どういう構造になっているのか」ということでした。
自分が気になることは作曲の分野なのかなと思い、ある日楽器店に行き作曲のコーナーを探しました。
そこで音楽理論の存在を知りました。
音楽って生まれつき才能のある人がやるものだと思い込んでいたので、
「理論」って存在するんだとびっくりしたのを覚えています。
実際に作曲が出来るようになりたいと思い、調べていくうちに
「楽器が出来なくてもDTMなら」と無料のDAWをインストールして
始めたのがきっかけでした。
・何から手を付けたらいいのかわからない
学生が買った最低限のパソコンに無料のDAW、安いMIDIキーボードを購入し
とりあえず音が出るようにはなりましたが曲作りは全く進みませんでした。
メロディを作ってみようとしてみて思い浮かぶわけがありません。
コード進行を真似てもちゃっちい音しか出ません。
本を読んでもよくわからない。
コピーが勉強になるというので、好きな曲のバンドスコアを打ち込んでみたり
繰り返しが多い曲を耳コピしてみたり。
ファミコンの音楽は音数が制限されているから勉強に良いと知れば、
SFCスーパードンキーコングが好きだったので耳コピしてみたり。
(ちなみにドンキーコングのBGMで有名な作曲者デビット・ワイズが4月に来日するそうですね)
丸一日かけて数十秒の部分を耳コピというのもざらです。
コピーしてみて気付いたのはコピーでさえ大変だったということです。
曲をゼロから完成させるのってどれだけ大変なのか、ますます想像がつかなくなりました。
結局のところ:本当にやりたいのか確認した方が良い。いくら教わったところで独学は必須。
最初からお金をかけてしまうのは勿体ないです。生活費もありますし。
まずは短い曲を作ってみるのがおすすめです。
今でしたら本を買わなくても情報がたくさん落ちています。
そのまま続けられればそれで良いと思いますし、
または本気でやってみたいならプロに教わるのも1つの手段です。
ただし学校やオンラインで教わったとしても、結局は自分で練習が必要です。
もしくは最初からお金がかかっても良いならプロから効率よく学びたい、
モチベーションを維持したいなど目的が明確な人が教わりに行くべきです。
独学は無理なのかどうか、考えるきっかけになりましたら嬉しいです。
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